働くASDパパ、親子で“発達”してます

職場で浮き、家庭で揺れて。それでも僕は、親であり続けたい。

“自己ポンコツ化”でラクになる。社会で生き抜く僕の方法。

■ 雑談って、どうやってするん?

社会で生きていく中でずっと思ってることがある。

「雑談ってどうやってするん?」

みんな普通に休憩中に雑談してるけど、
僕は用事がないと話しかけられへん。

「今日寒いですね」とか「昨日のテレビ観ました?」とか言われても、
「で、それ今俺に必要なん?」って思ってしまう。

空気を読んで合わせるのも苦手やし、
何を言ったらええかわからん。

でもな、社会で生きていくにはコミュニケーションが必要で、
空気が読めへんだけでは済まされへん場面もある。

そんな僕が見つけた 「社会で生き抜くための方法」 あるんですよ。


気になりますよね?

そう、気になるんですよ。


では………本編スタート!!!


■ ガイルについて

突然ですが、ストⅡの ガイル って知ってます?

ストリートファイターⅡって格闘ゲームの伝説的キャラで ガイル っておるんです。

アメリカの軍人でアメリカ語を母国語とする。
筋骨隆々で髪型は金髪のツンツンヘア。
技はソニックブームサマーソルトキックだけで戦う無骨漢。

でも、そんなガイル先生の真骨頂は技やない。


「しゃがんで待つだけで勝つ」という戦法 なんですわ。

どうです?ガイル先生ヤバいっしょ?


やり方は簡単。相手が飛び込んできたら、
サマーソルトキック でカウンターをかます

相手が近づいて来なければ、
飛び道具の ソニックブーム でチクチク削る。

で相手が耐えきれずまた飛び込んできたら、
サマーソルトキック で迎撃。

これが俗にいう 待ちガイル なんです。


■ ツレがキレ散らかした“待ちガイル戦法”

ツレとストⅡで対戦していた時のこと。

そのツレはめちゃせっかちで、いつも攻め一辺倒のスタイル。
格ゲーは「ボコボコに殴り倒して勝つ!」ってのがモットーらしい。

逆に僕は、少ないリスクで勝てる確率が高い方法を追求するタイプ。

相手が嫌がることをして、焦って我を失ったところを突く。
基本的には受動的で、相手の行動に対して自分の行動を最適化する。

そこで自分が辿り着いた技が

待ちガイル

これがツレにはめっちゃ効果的やった。


ひたすらジャンプキックで飛び込んでくるツレ。
それを無言のサマーソルトキックで都度迎撃。

攻めるのを躊躇するツレ。
ソニックブーム連発で煽る。焦るツレ。

だが動かないツレ。
なおもソニックブーム連発。さらに焦るツレ。

耐えきれずまた飛び込んでくるツレ。
それを無言のサマーソルトキックで迎撃。


KO!!!

ツレぶちギレてる。めちゃ叫んでる。
あっ!コントローラー投げよった!
えっ!フローリング凹んでるやん!

 

 


おいおい!ここ俺ん家ーーーー!!!!


「以上。本日の最重要項目でした。 とりあえずこれだけ覚えといたら今日はOKです。ここからは蛇足です。」


■ “自己ポンコツ化”は社会人の待ちガイル戦法

僕は、雑談が苦手で空気が読めへん。

でも社会で生きるにはコミュ力が必要や。

無理して「できる風」を演じて、
愛想笑いして、気を使って疲れ果てて、
帰宅して「はぁ…」ってソファで寝落ち。

そんなこと繰り返してた。

そこで見つけた戦法が、


「自己ポンコツ化(ジコポン)」


ちょっと抜けてるフリをする。
ミスったフリして笑われる。
ツッコミを待つ。

すると相手が勝手に絡んでくれて、
こちらから能動的に動かんでもコミュニケーションが生まれる。

受動的にラクに生きるための戦法。

これが現代社会最先端の 待ちガイル戦法” aka【ジコポン】


■ メリット

✅ 自分は無理せず疲れへん
✅ 相手が勝手に寄ってきてくれる
✅ 笑われることで場が和む
✅ 本音を引き出しやすくなる
✅ 結果、関係構築がスムーズになる


■ デメリット

ポンコツ扱いが定着すると責任ある仕事が回ってこない
✅ バカにする人もいる
✅ 「自分はできない人間なんだ」と思い込むリスク
✅ 場合によっては面倒な展開になる(←今日の本題)


■ 派遣副業で無双してた話

小遣い欲しさに短期派遣で副業してた時のこと。

派遣先の会社には腰掛け感覚。
業務はガチらず、手抜けるとこは抜く。

でも表面上は

「めっちゃ頑張ってますよ僕!」感

を出す。

密な人間関係なんて求めてない。
ラクに過ごすためだけに「好かれるフリ」だけしてた。

当たり障りない言葉で相手を気持ちよくさせ、
ジコポン発動してツッコミ待ちで場を回す。

おかげで嫌われることもなく、
「よし、これでこの期間ラクに過ごせるわ」って思ってた。


■ リーダー撃破事件

その現場には “リーダー” がおって、
周りからめっちゃ慕われてた。

そのリーダーが調子に乗りすぎて、度を越したイジりをしてきた。


「お前が店長とかその店の子ら可哀想やな。無能のポンコツが店長とか最悪やん。スタッフのために辞めたれよ!」


笑って言うてきたけど、これは許せへん。

何言うてんコイツ。

僕を持ち上げてツッコんで笑いに変えてくれる分にはええ。
でも超えたらあかんラインはある。


(人にはなぁ、触れちゃあならねぇ痛みがあるんだ。
そこに触れたら後はもう、命のやり取りしか残っちゃいねぇんだーーーー!)


と思いながらも、

僕は淡々と返した。


「えらい知ったふうな口聞きますやん。なんも知らんやつがあんまナメたこと言わんほうがええですよ?」


リーダー「………え?怒ってんの?嘘やん!冗談やん!こんなんでマジになんなよ。な。」

(“こんなん”ってなんやねん!“な”ってなんやねん!?引きずり回すぞこのボケぇ)


「冗談でも言ってええこととアカンことあるって知らんのですか?」
「私はあなたの方が無能のポンコツやと思てますけど、ご自分ではどう思ってます?」


周り「……」
リーダー「……」


うわぁ………なんかめっちゃ静かになってるー。

多分これ全員ひいとるよなー。

普段ポンコツやったやつがいきなりキレ出したもんなー。

そらひくよなー。

まあでもこれで孤立できるからええか。

あースッキリしたー。


■ だけどもだっけど

フタ開けたら周りの大半が僕の味方やった。

「よう言うてくれた。」
「前からあのイジり嫌やってん。」
「ぴーちゃんイジられまくってるけど嫌じゃないんかな?言い返したいけど言えへんくて我慢してるんちゃうか?って心配しててん。」


僕(思てたんとちゃーーーーーーーう!)


その中でも特に仲良くしてくれてた子(A)がいて、
ぴーちゃんは大事な友達や!みたいな感じで接してくれてた。

自分の話をいっぱいしてくれてて、僕に心開いてくれてるんやなーって思ってた。


A「リーダーは楽しくしようとしただけで、悪気があったわけちゃうで。」
僕「ほう。」
A「だからあそこまで言う必要なかったんちゃう?」
僕「そうなん?俺は、リーダーが踏み込んだらあかんところを土足で踏み抜いてきたから、相応に対応しただけやねんけど?」
A「言い過ぎたとは思わへんの?」
僕「うん。まったく。むしろ言葉選んで配慮してたぐらい。」
A「それでいいの?」
僕「俺にどうしろと?」
A「謝って仲直りしてほしい。」
僕「そら無理やわ。これ以上どうこうする気はない。」
A「もういい!そんな薄情な人やと思わんかった。」


去っていった。


………ほぇ?どゆこと?なに?この温度差。


■ むっず!人間って、むっず。

「みんな仲良く」は理想かもしれんけど、
現実は無理ゲー。

ジコポンはラクに生きるための戦法やけど、
使い方と使う場面を間違えると痛い目見る。


「ようは使い方っすね。」


■ まとめ

✅ 雑談ができへん、空気が読めへん人間でもラクに生きる方法がある
✅ 「自己ポンコツ化(ジコポン)」は社会で使える“待ちガイル戦法”
✅ ただし使う場面を間違えたら逆効果
✅ 無理して好かれなくてもええ
✅ 自分のペースで、自分を大事にしながら生きたらええ


💬 読者のみなさんへ

あなたは「自己ポンコツ化」使ってる?
無理して「できる風」で疲れてない?

もしよかったらあなたの体験、コメントで教えてくれたら嬉しいです。


👣 次回予告:「空気が読めへん僕の話。」